自宅でトレーニング① ペットの体、どこでも触れますか?
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「耳の薬を入れようとしたら怒る」
「触れ合いたい、抱っこしたいのに逃げる(涙)」
「知らない間に口の中にできものが…。触ると怒るから気付けなかった」
皆さんのペットは、体のどの部分でも喜んで触らせてくれますか?
全身を触れるという事は、ペットの健康管理や飼い主さまとの信頼関係を築くのにとても重要です。
今日はご自宅でできる「体を喜んで触らせてくれるようにする練習」をご紹介致します♪ペットが「喜んで」いることが重要ですよ!
※注意
下記に該当する子は別のアプローチが必要です。悪化する可能性がありますので、今回ご紹介する方法は実践せず、お困りの場合は直接ご相談下さい。
・すでに攻撃行動(唸る、噛むなど)がある子
・食べている時に触る・近付くと怒る子
・体に痛みや不快感がある子
基本的にネコちゃんにも使える方法ですが、ワンちゃんより難しいです。その子の性格をみて、無理のない範囲で試して下さい。
ステップ1 手から喜んでフードやおやつを食べるようにする
まずは写真のようにフードをたっぷり手にとり、軽く握ります。
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この時、親指と人差し指の間からフードが見えるようにして下さい。準備ができたら、これをペットに差し出します。
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喜んで食べてくれればオッケー!食いつきが悪い時は、好きなおやつを混ぜたり空腹時に練習しましょう。
ステップ2 手からフードを食べさせながら体を触る
しっかりフードに食いついている間に、背中など触りやすい部位から優しく撫でます。
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この子は診察台で♡
触りながら「おりこう!」など褒め言葉を必ず言いましょう(とっても大切です)。
変わらずフードを食べ続けていれば足や耳、鼻、口…全身を触ります。
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しっかりフードを食べ続けていることが大切です!
途中で食べるのを止めたり、振り向いたり、フードに集中しなくなったら「そこは触われるの苦手だよ」という合図です。その時はより美味しい食べ物を使うか、軽~くタッチする程度にしましょう。
まずはここまでやってみましょう♪爪の長さ、耳の中、歯の汚れ、目が充血していないか…ここまで確認できるようになればかなりの上級者!皆さんもご自宅でトライしてみて下さい(^^)
「ペットが喜んで食べ続けている」ことが何よりも大切です。
いつまでたっても苦手な部分がある時は要注意です。少しペットに無理させているか、別の問題があるかもしれません。お早めにご相談下さい。
トレーニングは、飼い主さまもペットも楽しむことが一番のポイントです。
在宅時間、ペットとの絆をさらに深めましょう(^^)