尿石症(尿路結石症)-後編- | ブログ | ふくま獣医科病院
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尿石症(尿路結石症)-後編-

2021/01/22

こんにちは

今回は前回のつづきで尿石症予防のお家でできる対策法とごはん(療法食)についてお伝えさせていただきます!

 

尿石ができる要因として様々なものがありますが、その中に尿中での滞留時間というものがあげられます。

つまりオシッコが長い時間膀胱の中にあることで石が出来やすくなるということになるので、オシッコを我慢させない・オシッコをたくさんさせることが大事になります。

 

【おうちでできる対策】

  • 水分をたくさん摂らせてオシッコの回数を増やす

→ドライフード+ウェットフード(少しでも水分量を増やすため)

→水をこまめに変える(新鮮な水を常に用意する)

→立ち寄りやすい場所に数箇所水飲み場を設置(循環式の水など)

→トイレを常に清潔にしておく

  • 体重管理
  • ストレス軽減
  • 遊び →本能である捕食行動を満たす=ストレス発散にもつながる
  • 定期的な尿検査 →尿石症は再発しやすいため定期的に検査しましょう

 

【フード】

フードには一般食と療法食というものがあります。

一般食は市販で売られているフード(総合栄養食)のことで、療法食とはそれぞれの病気のために作られた獣医師の指導のもと与えるフードのことです。

療法食は病気予防のためのものではありません。使い方を誤ってしまうと健康を損なうおそれがあります。

では尿石症の療法食についてですが、石の種類は複数あるのでその子に合ったフードを指示されます。

基本的に尿石症を患っている子に関して与えていいものは 療法食+水 のみが理想と言えます。

 

しかし治療のためとはいえ、おやつも与えられないのは少し可哀想ですよね。

そんなときは、療法食のウェットフードを与えたり、どうしてもおやつなどを与えたい場合は尿石症に配慮したものもありますのでスタッフまでお尋ね下さい。